私が海外大学を志望するようになったのは、高校3年生になってからでした。IBが始まり1年を過ぎ、本格的に進路を考えなくてはならないこの時期に、なぜ海外を選んだのか。最初は罰が当たるほど簡単な理由でした。それは、国内の勉強とIBの勉強を同時進行するのは無理だ、という逃げからでした。しかし今では正しい判断をしたと思っています。これには3つの理由があります。
まず1つ目にCASの存在がありました。これはCreativity(創造性)、Action(行動)、Service(サービス)の各分野において50時間ずつ、計150時間校外活動をする、というIB取得のためには絶対に欠かせない「勉強」の一つです。私はとにかく色んなことに挑戦してみようと思い、俳句甲子園や英語ディベート大会を始め、10種類以上の大会やボランティアに参加し、300時間以上にのぼる濃い時間を過ごしました。この活動のおかげで、自分の能力向上だけでなく、全国から集まった参加者と交流することもでき、中には今でも連絡を取るほど親しい仲になった人達もいます。このように、私はCASを通じて、人と交流することにより育まれる知性というものに、自分の成長を期待できるのではないかと考えました。これが「逃げ」で海外を選んでいた私の考え方を大きく変えてくれました。海外大学に行けば、色んな国や地域から来た、自分の想像を超える考え方をした人達と交流できる、そう考えたからです。
そして2つ目に、IBを集中的に勉強できると思ったからです。とにかく計画性のない私は、IBの宿題をこなすだけで精一杯でした。なので、大学進学に直接使えるIBを一筋に勉強しようと切り替えたのは、大正解だったと思います。海外大学進学に必要な英語力も、IBをやっているだけで自然と培われていくので、IBは私の大学受験に大きな役割を果たしてくれました。
3つ目の理由は、その試験方法に魅力を感じたからです。海外受験は自己アピールを書くだけですが、自分が今まで積み重ねてきた経験や、IBをやってきた2年間の成績もそのまま評価の対象になります。なので、1回ぽっきりのテストでは測れない自分まで見てくれるので、人を評価する上でとても効率的だと思いました。
最後に、とにかくがむしゃらに勉強に励んでください。今振り返ると、私の高校生活は本当に忙しかったです。朝6時に家を出て、夜10時に帰る時もありました。しかし、忙しければ忙しいほど、苦しめば苦しむほど、自分はたくさんのことに気づき、たくさんのものを得ました。なので、国内大学・海外大学関係なく、IBには真剣に取り組んでください。そして自分の行きたい大学に入れるよう、毎日努力してください。