オープンプランICT・プログラミング

Open Plan ICT・Programming

Open Plan ICT・Programming 2019

7月9日 5年生「AI×Scratch」プロジェクト⑤

「AI×Scratch」プロジェクトの授業5回目です。前回のAI画像認識の実験から、画像認識させたものをどのように表現させるか、スクリプトで考える授業を行いました。

 今回の授業では、まずAIレジとして、買い手がどのような情報を欲しがっているか、買う場面を想像することから始めました。色々な人が買い物に来て、AIレジを使うと考えた場合、AIレジでの様々表現方法、伝え方を想定してプログラミングすることが必要となります。そこで、今回、スクラッチ3.0の音声入力機能を使って、「自分の声を吹き込み、それを画像認識後にセリフとしてAIレジに言わせる」というプログラミングを行いました。もちろん、文字での表現も残します。その結果、子どもたちから様々なアイデアが生まれ、AIレジの新しい活用法が生まれた授業となりました。

【7月9日(火)第5回目】

(1)授業の目標
①スクラッチの音声入力の方法がわかる。
②画像認識させた後、セリフを音声として言わせることができる。
③AIレジの活用の新しいアイデアを考える・話しあうことができる。

(2)授業の流れ
①前回の授業の復習・コンピュータ/データの立ち上げ」

②今日の授業の目標の確認と話し合い
「もし目の不自由な方がこのAIレジを使って値段を知りたいときは
 どうやって伝えたらいいですか?」
「耳の不自由な方にはどうやって伝えますか?」
「色々な方が使えるAIレジの開発を目指しましょう。」

③スクラッチの音声入力・出力のコーディングの仕方(組み見せ)

④コーディング・実験開始
「自分が作ってみたいAIレジに見合った表現方法をコーディングしましょう。」

⑤話し合い
・お隣の人との進行状況の確認。
・完成した人の作品を見て、どのスクリプトを使ったか、発表する。
・何か作業上で困っている人、アイデアが欲しい人へ具体的な改善策を一緒に考え、提案する。

⑥今日の授業での成果の確認
・進行具合の確認(今日の目標を達成できたか)
・来週の授業の目標の確認

⑦データ保存・片付け

【子どもたちの感想・授業での発言】
「目の不自由な方がこのレジを使った場合、値段を音(音声)で聞けた方がいい。」
「耳の不自由な方も使うかもしれないから、音声と目で見えるセリフのどちらもいれるべきだ。」
「音声編集画面で、入力した音声の長さをカット(編集)することができるよ。」
「(AI画像認識の実験を続けている子ども)バーコードの形をAIが認識している。バーコードを読み取るレジと何が違うの?」
「読み取ったカードの絵、全部音声で言えた!」
「確か、大きな家具屋さんで、品物をカメラにかざすと、商品を色々説明してくれるレジみたいなものがあったよ。」
「(音声出力を聞いて)先生の声、こわい、レジで使えないよ...」

 



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